鍵開け作業を依頼する前に適正料金を確認しよう!

鍵開けの方法によって料金は変動する

鍵を紛失した時などに鍵開け業者を呼ぶことになりますが、鍵開け作業に入る前に見積もりを出して貰ってから作業をしてもらうかを判断しましょう。

鍵の種類や個数、形状によって鍵開けの作業料金は異なります。一般的に防犯性能の高い鍵であればあるほど鍵開けの料金は高くなります。

防犯性能が高い鍵というのはその分開錠の技術や機械が必要になってくるからです。鍵開けの方法としてはピッキング開錠・サムターン回し解錠・破壊解錠の3つが主流です。

ピッキング開錠とは

鍵穴の中に特殊は器具を入れ、鍵を開ける方法です。

これは泥棒や空き巣も侵入の際に使用する方法ですので、「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」で規制されており、錠前技師などの許可された人にしかできない方法です。

ディスクシリンダーという鍵は防犯性がそれほど高くないので、こちらの方法で開けてもらえることが多いです。

サムターン回し解錠とは

ドアスコープのガラスを割り、特殊な器具を使い部屋の内側にあるサムターンを回し鍵を解錠をする方法です。またドアの隙間に器具は入れ込みサムターンを回す方法を用いる場合もあります。

破壊解錠

機械を使用し鍵破壊して開ける方法です。

ドアやハンドルの破損する恐れもあり、作業時には大きな音が発生するので、最終手段として行われる方法です。

防犯性能が高すぎると人の技術では解錠できない場合があり、その時に選択される破壊方法です。

解錠方法別の適正料金

このように鍵の種類によっても開ける方法が異なるため、料金も変動してきます。

ピッキング開錠の場合は15,000円ほど、サムターン回し解錠の場合は20,000~30,000円ほど、破壊解錠の場合は25,000円ほどとなります。

鍵屋さんが出した見積もり金額がここから大きくずれる場合は特殊な鍵である場合や防犯性の高い鍵がついていることが予想されます。

しかし自分の家の鍵は一般的なディスクシリンダーが付いている場合にこちらの金額よりかなり高額料金を提示された場合は慎重に考えるべきです。

鍵屋さんの中には悪徳業者と言われる、所謂ぼったくり業者が稀に存在します。

作業料金以外にも追加で見積もり費用・出張費・距離に応じたガソリン代などを上乗せしている会社も存在します。

現場で見積もりをしてもらう前に事前に電話で総費用額を確認できるのであれば、確認しておくことをおすすめします。また破壊解錠などの場合は新しい鍵に交換する必要も出てきますので、鍵交換費用も別途必要になります。

疑問点は依頼する前に電話で確認をし、複数の鍵屋で見積もりを出して貰うとぼったくりに遭うことはないでしょう。慎重に業者を見定めてください。